やって分かった手ぶら通勤の良さとは?

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著者の手ぶら通勤スタイル

 ついにこの日が来た。手ぶら通勤デビューである。上着のポケットにスマホ、財布、カギ、職場のカードを忍ばせる。そして自分の姿がおかしくないか鏡で見る。ポケットもそれほどパンパンじゃない。よし、これはいける。

 ずっと夢見ていた手ぶらスタイル。家のドアを開け、外に出る。
「すげー気持ちいい!」
ゾクゾクっとした。何この爽快感! 駅に向かう途中、バス停で待っている人たちのカバンに目がいく。ふふふ。まだ重いカバンを持っているんだね? 一人で優越感に浸りニヤニヤ。我ながら嫌な奴。でもでも、だって嬉しいのさ!

 手ぶらだと、なんか仕事に行くって感じがしない。遊びに行くみたいだ。これは実際にやってみて分かった手ぶら通勤の良さだ。朝仕事に行く時の重―い気持ちが薄れるのだ。

著者の手ぶら通勤スタイル

著者の手ぶら通勤スタイル 春ver

 駅で電車に乗り、椅子に座る。カバンがないのでスッと椅子に座れた。だんだん混んで来て満員電車になったが、降りる時もかばんが引っかかることは無く、するりと降りられた。一人だけ忍者にでもなった気分だ。手ぶらだと電車に乗るのが楽というのは新発見だ。

 手ぶらで問題なく職場までいけたし、帰宅するまでも問題なし。唯一面倒だったのは上着のポケットから物を取り出した時の、ポケットのボタンの開け閉めだ。どんだけめんどくさがりなんだと自分でも呆れるが、気になったのだから仕方ない。まあそこは慣れと服によって変わるところでもある。そんな些細なことよりメリットの方がデカいのは間違いない。

 手ぶら通勤初日の感想は「とにかく楽!」のひと言に尽きる。またレポートしますね。